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ウォレットに名前を、クラッシュは柔らかく — SSP v1.26.0

·4 分で読める·SSP Editorial Team 著
UX バッジの下にウォレット・積み重ねたコイン・指紋・チェック付き盾のアイコンが並び、見出しは「ウォレットに名前を、クラッシュは柔らかく」。

2025 年 9 月 6 日、SSP Wallet v1.26.0 は静かながらとても歓迎すべき UX 改善の束を投入しました。カスタムウォレット名はチェーンごとに編集できるようになり、グローバルなエラーハンドラーは深刻なクラッシュを復帰可能なダイアログに変え、マルチチェーンピッカーでは汎用 SSP アイコンに代わってチェーンロゴが既定表示となり、ナビゲーションバーにも一通り磨きが入りました。マルチシグの不変条件は何ひとつ変わりません — どの取引もウォレットとスマートフォンの双方の承認が必要です — が、マルチチェーンの保管庫を日々運用する体験は明らかに摩擦が減ります。

ウォレットに名前を付ける

これは目玉機能で、1 つのチェーンで 1 つのウォレットしか使っていなければ肩をすくめても許されるでしょう。そうでなければ、もう問題は感じているはずです。

v1.26.0 以前、SSP の各ウォレットは「ウォレット 1」「ウォレット 2」「ウォレット 3」といった汎用識別子を背負い、どれが何のためかを覚える負担はあなたの頭の中にありました。Bitcoin のコールドストレージ? それはウォレット 2 です。EthereumDeFi に触れる保管庫? たぶんウォレット 4。それとも 5 でしたか?

v1.26.0 では、各ウォレットは各チェーンで、あなたにとって本当に意味のあるフレーズへリネームできます。「BTC Cold Vault」 が「ウォレット 1」の代わりに。「ETH DeFi」 が「ウォレット 3」の代わりに。「BSC Trading」 が「ウォレット 5」の代わりに。名前はあなたのもので、セッションをまたいでウォレットに残ります。

リネームがチェーンごとなのは正しい既定値です。同じルートアカウントでもネットワークによって役割は大きく異なり得ます — Bitcoin の残高は長期コールドストレージで、対応する Ethereum の残高は DeFi で日常的に使うもの、という具合 — 全チェーンに 1 つの名前を強いるのは、識別の問題を「ウォレット 1」から「ウォレット・ボブ」に移しただけです。

簡素化された命名スキーム

水面下では、v1.26.0 はウォレットの既定命名スキームも整理しました。古いラベルは弁護できはするものの不揃いで、新スキームは短く予測可能。よって、何ひとつリネームしていなくても、自動生成されたラベルはピッカーでより自然に読めます。既存ウォレットはアイデンティティと残高をそのまま保持し、表示名のみ正規化されます。

クラッシュにソフトランディング

v1.26.0 のもうひとつの意味ある変更は、必要になるまで見えません。SSP は React ツリーの最上位にグローバルなエラーハンドラーを設置するようになりました。ウォレットフローの深部でコンポーネントが例外を投げたとき — 残高取得時のレース、チェーン RPC からの想定外応答、サードパーティライブラリのバグ — ウォレットはもう真っ白になりません。代わりに、何が起きたかを説明し、該当ビューの再読み込みを提案し、セッションと鍵をそのまま保つユーザーフレンドリーなエラーダイアログが出ます。

これは「ウォレットが死んでしまって今どんな状態か分からない」と「このビューで何かつまずいた、リロードして続行」の差です。後者は小さな段差にすぎません。エラーバウンダリが React 例外を捕まえ、復帰可能なダイアログを出し、再認証も再インポートも要せず該当画面をリセットさせてくれます。シードは一度も舞台に上がりません。

チェーンロゴが既定

マルチチェーン対応は機能ですが、UI のテストでもあります。SSP は今や 優に 10 を超えるネットワーク にまたがります — 増えるほど、ピッカーが一目で読めることが重要になります。

v1.26.0 以前、各チェーンのエントリは既定で SSP ロゴを表示していました。それはチェーン一覧を SSP マークの均一な壁に変え、視覚的な区別を文字に頼らせていました。v1.26.0 では、各チェーンが自分のロゴ — Bitcoin のオレンジの B、Ethereum のひし形、Polygon の紫、Avalanche の赤 — を既定で表示し、SSP のブランディングは行ごとではなくアプリのレベルという、本来あるべき位置へ移ります。カスタム名をその上に重ねれば、文字の壁問題は消えます。

ナビの磨き上げ

リリースには小さなナビゲーションバーの最適化も束ねられています。間隔とアクティブ状態のスタイルが調整され、バーがダッシュボードのプレースホルダーのようには感じられなくなりました。これまで小さなウィンドウでは、自分がフローのどこにいるか分かりにくかった点が解消されます。

これらのどれも SSP が何をするかを変えません。変わるのは SSP を毎日使う感触です — ウォレットに名前が付き、クラッシュにソフトランディングがあるようになれば、ウォレットを意識しなくなる、それが狙いです。

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